"河"の流れのように…移り行く… ~ ウェルカム・トゥ・千葉アイランド ~
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「河」という字は「黄河」の折れた河道の形からきたとか。 川は、自然の力によっても、人間の都合によっても移り行くようです。 (1/25,000 取手) 国道6号を、茨城から千葉に向かって、大利根橋を渡って左折して土手沿いのルートを走ると、千葉県に入ったなぁっと思うと、すぐに茨城県に戻って、またすぐに千葉県ってな経験ができます。(^_^) この県境も、大正9年の利根川河川改修によって、地続きであった小堀地区が、取手(井野村)から分断されたものだそうです。 分断されたことにより、交通が不便になった小堀地区の地域住民によって渡し舟が運行されたのが始まりとされており、現在は取手市営となっているようです。>小堀の渡し 現在は観光目的の色合いも濃いとか。地形図中にも渡しの線が確認出来るかと思います。 (右の地図の「利根川」の『川』の字の右側にある小さな舟のマークと右下から左上への斜めの航路の破線があります。) このような川の「渡し」は ~ 一番有名なのは「矢切の渡し」かもしれませんが ~ 数多く現存しています。またの機会に触れたいと思います。 (1/25,000 東京首部) さて、改修によってということであれば、関東平野は数多くの河川が付け替え・瀬替えが行われていますが、その中でばっさり切られてしまったのが、旧中川。 地図を見ると、北西から南東に流れている中川が荒川で分断されているのがわかるでしょうか。現中川と荒川の合流ポイントの反対側に延長してみると、旧中川の河道の軌跡が残っている様子が見られます。これも明治時代の荒川放水路の工事によって人の手によって為された景色です。 このような河道の変遷は、人の手ばかりではなく、自然が形作ったと思われるものもあります。 ここは静岡市北部の山中なのですが、地形図西側の「尾盛(おもり)」駅・東側「閑蔵(かんぞう)」駅・中央やや南の「接阻峡温泉」のレベルに昔の河道の蛇行跡と思われる平坦面が見られます。いずれも蛇行した箇所がショートカットの結果として、取り残された平坦面が現在に遺っていると推測出来ます。ちょっと見づらいかもしれません。m(_ _)m 自然の構成物は、ついつい現在に至ってから未来永劫、不変のものと思ってしまいがちですが、不変なものを探す方が難しいのが自然の姿だと思います。 そういえば、この地形図にある大井川鐵道南アルプスアプトラインの「尾盛(おもり)」駅ってよく見ると珍しいと思いませんか? ....わかりました?(^^; 「駅につながる道路が一本も無い」んです。降りたことがないので、詳しくはわからないのですが、林業の方とかが利用されているそうですョ。
by senokoba
| 2004-10-23 22:40
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いろんなことがいろんなところでおきています。そんな日々に現れる小さな疑問。その疑問は解決されるためにあるのか。それとも疑問は疑問のままがいいものもあるのか。それが疑問… by senokoba
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